
ものの表面を整える!ものづくりにおける表面処理(メッキ)前編
2018年11月11日
素材の表面を加工し、硬度や耐摩耗性、耐食性、耐熱性などの性能を上げたり、美しく調えたりすることを「表面処理」と呼びます。
具体的な処理方法としては、塗装やメッキ、コーティング、研磨、焼入れなどの熱処理が挙げられるでしょう。
今回は、その一例としてメッキによる表面処理を中心に紹介します。
メッキとは、金属の上にさらに金属の被膜をつけることを言います。
アクセサリーの金メッキなどを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。
メッキを使った表面処理方法には、以下のようなものが挙げられます。
電気メッキ
メッキしたい金属の金属イオンを含んだ水溶液に、メッキ処理する品とメッキしたい金属を入れて電解します。
たとえば、金メッキをしたい指輪があるとします。
指輪と金を、金の金属イオンが含まれた溶液の中に入れます。
そして金が陽極(プラス)に、指輪が陰極(マイナス)になるように電気を流すと、指輪が金メッキされるというイメージです。
電気メッキにて行われる表面処理にはこのほか、ニッケルメッキ、クロムメッキなども挙げられます。
次回は、無電解メッキと融解メッキをご紹介します。
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