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ものづくりに使われる接合法(材料的接合 前編)

ものづくりに使われる接合法(材料的接合 前編)

2018年11月07日

ものづくりに欠かせない加工のひとつ「接合」について、「機械的接合」と「化学的接合」についての説明をしてきました。

今回は3つめの「材料的接合」について説明します。

「材料的接合」というのは、溶接やロウ付け・ハンダ付けなどのことを指します。

それぞれの接合法にはさらにさまざまな方法があるのですが、その中から代表的なものをいくつか紹介します。

1. 溶接

溶接は、接合する素材を溶かし接合させる加工方法です。

代表的な溶接方法は、アーク熱を使ったアーク溶接、ガスの燃焼を使ったガス溶接、通電による抵抗で熱を起こして接合する抵抗溶接、
レーザ光を照射して接合するレーザ溶接です。

中でもアーク溶接とガス溶接は広く普及している溶接方法で、鉄鋼、ステンレス鋼、チタンはじめ多くの素材の接合に使用されています。

レーザ光を使ったレーザ溶接は非常に細かな溶接が可能であるため、超小型機械やステンレス、アルミニウムなどの溶接に使用されています。

次回の後編では、ロウ付け・ハンダ付けと、摩擦攪拌接合(FSW)について説明します。

ものづくりメソッド:材料的接合(溶接)

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