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ものづくりに使われる接合法(化学的接合 後編)

ものづくりに使われる接合法(化学的接合 後編)

2018年10月29日

前編では、化学的接合方法として、エポキシ系接着剤と瞬間接着剤をご紹介しました。

今回の後編では、新たに3種類の接着剤についてお伝えします。

3.嫌気性接着剤

「空気(酸素)から遮断されて」「金属に接触している」状態になってはじめて固まる接着剤です。

取り扱いも楽であり常温で固まるため、金属同士を接合させるのに適した接着剤のひとつとしてさまざまなシーンで使われています。

特に、クリアランス(すきま)が狭いほどしっかり固まるため、ねじのゆるみ止めとして使われることが多い接着剤です。

4.紫外線硬化型接着剤

紫外線に当てることで固まる性質の接着剤です。

紫外線に当てると短時間で固まるため、効率的に作業がしやすい、耐熱性が低い素材でも使いやすいなどの特徴があります。

特にガラス同士やガラスと金属の接合などに使われることが多い接着剤です。

5.弾性接着剤

シリコンゴム系の素材を使い、空気中の水分と反応して固まる接着剤です。

固まったあとも弾力性があり、振動や熱に強いという特徴があります。

シールに使われている接着剤をイメージするとわかりやすいでしょう。

金属とプラスチック、金属とゴムなどの接合に使われることが多い接着剤です。

これらの接着材を、ものづくりの現場では接合する素材や必要な強度などに応じて使い分けています。

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(写真は化学的接合ではありません。)

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