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ものづくりに使われる接合法(化学的接合 前編)
2018年10月17日
ものづくりに欠かせない加工のひとつ「接合」について、以前に「機械的接合」の説明をしました。
今回は「化学的接合」について説明します。
化学的接合は、いわゆる「接着剤」を使った接合です。
接着剤とひとことでいってもそのバリエーションは実に豊富です。
その中でも代表的なものを5つ紹介します。
1.エポキシ系接着剤
金属の接着によく使われる、エポキシ樹脂を使った接着剤です。
エポキシ樹脂は単独では接着することができないので、これに硬化剤を加えて使うことになります。
エポキシ樹脂と硬化剤があらかじめ混ぜてある1液性のものと、エポキシ樹脂と硬化剤を使う都度混ぜて使う2液性のものがあります。
1液性のエポキシ系接着剤は固めるために加熱をする必要がありますが、2液性は常温で固まります。
しかし、2液性は樹脂と硬化剤を混ぜるとすぐ硬化が始まるので、手早く作業をしなければいけません。
2.瞬間接着剤
商業用のものづくりというよりも、個人が行うものづくりやちょっとした修復などに使われることが多い接着剤です。
幅広い用途に使われるのですが、耐候性(太陽光線や紫外線、水や熱などにどれだけ強いか)が低く、
屋外に野ざらしにするようなものに使うのは注意が必要です。
工業製品に使うにはその能力をきちんと評価する必要があります。
次回、後編に続きます。
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(写真は化学的接合ではありません。)