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ものづくりに使われる接合法(機械的接合 後編)

ものづくりに使われる接合法(機械的接合 後編)

2018年10月08日

前回は機械的接合のうち、ボルト・ナット接合、リベット接合についてお話しました。

今回は他の二つの方法をご紹介します。

3.圧入

接合したい片方の部品に穴を開け、その穴より少し大きい部品を差し込み、その締代(しめしろ)にかかる圧力で強固に接合させる方法で、
シャフトと円盤状部品を組み合わせる際によく使われます。

圧入による結合は同種の素材はもちろん異種素材でも使えますが、穴側部品と軸状部品それぞれの熱膨張率には注意が必要です。

穴側の部品の熱膨張率が軸状部品のそれより大きいと、高温時に穴の直径が膨らみすぎて両者が分離してしまう恐れがあるためです。

4.焼き嵌め(やきばめ)

圧入と同じく、シャフトと円盤状部品の接合に使われることが多い方法です。

圧入は常温で行う加工ですが、こちらは高温に加熱した状態で加工を行います。

まずは部品側に穴を空け熱し、穴を広げてシャフトを差し込みます。

常温に戻ると穴の内径は縮まり、シャフトをしっかりと締め付けます。

似たような加工方法に、液体窒素や固形二酸化炭素(ドライアイス)を使って低温に冷やした状態で行う冷し嵌め、
油圧をかけて穴を広げて加工する油圧嵌めがあります。

焼き嵌めは、車輪と車軸の接合などによく使われます。

前回と今回の4つが、機械的接合と呼ばれる方法です。

ボルトやナット、カシメ(リベット)を使った接合は見た目にもわかりやすいので、おそらく注意して街を歩いていればさまざまなところで
目にするはずです。

そんな意識をして街を歩いてみると、街の風景の見え方も変わってくるかもしれません。

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