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ものづくりに使われる接合法(機械的接合 前編)
2018年10月03日
ものづくりを行うにあたり、素材や部品同士をつなげる「接合」は欠かせない加工のひとつです。接合にはさまざまな種類がありますが、
金属同士をつなぎ合わせる場合の接合方法は大きく「機械的接合」「化学的接合」「冶金的接合」の3つがあります。
今回はそのうち、「機械的接合」について説明しましょう。
機械的接合とは、力学的エネルギーを使った接合方法です。力学的エネルギーというのはちょっとピンと来にくいかもしれませんので、
具体例を挙げていきます。
1.ボルトやナットを使って接合する
まずは、ボルトやナットなどを使って固定する方法です。
この方法は、簡単で、比較的低コストででき、容易に分解できるからメンテナンスがしやすいなどのメリットがあります。
機械の組み立てからカバーの取り付けまで、ものづくりのあらゆる分野で使われています。
2.リベット(カシメ)を使って接合する
リベットなどのカシメを使った接合方法も機械的接合に含まれます。
カシメを使った接続は金属以外でもよく使われていますので、みなさんもよく目にすることがあるでしょう。
薄い素材から橋梁やタワー状の構造物における金属同士まで、さまざまな場面に使われている方法です。
溶接の技術が今ほど発達していなかった時代では、造船時の接合にも使われていました。
たとえば、第二次世界大戦中に建造された戦艦大和や武蔵もリベット接合が使われていたそうです。
次回の後編では、圧入と焼き嵌めについてお話します。
次回以降もよろしくお願いします。
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