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ものづくりの「試作」いろいろー前編

ものづくりの「試作」いろいろー前編

2018年08月06日

ものづくりを行うときに試作は欠かせません。

しかし、ひとことで「試作」といっても、その内容はさまざまです。

そこで今回は、主な試作の種類についてご紹介します。

機能試作

機能試作とは、「製品が期待している機能を発揮できるかどうか」を確認するための試作です。

ものづくりをする際は、どのように機能するどんなモノを作るのかをまず考えます。

それから、その設計で本当に期待している機能が発揮できるのかを試作を作って考えます。

このとき試作で確認するのはあくまで「機能」です。

デザインや色などまでは確認しません。

たとえば「鉄道模型を作りたい」と思ったら列車のボディは作らず、台車や車輪、動力部分だけを作って
きちんと動くかどうか確認する、というイメージですね。

この機能試作を繰り返し、「こんなモノを作りたい」というイメージをより具体的に形に落とし込んでいくことになります。

デザイン試作

デザイン試作とは、製品のデザインを決めるために行う試作です。

鉄道模型の例で言うなら、列車のボディを作っていく過程ですね。

デザイン試作は、ものづくり企業内で行うケースもありますが、プロダクトデザイン、インダストリアルデザインを
専門にしているデザイナーに依頼することもあります。

デザイン試作と機能試作のどちらが先かは、製品によってことなります。

デザイン性が高い製品を作るときは、まずデザイン試作を行い、デザインをある程度決めてから機能試作を行うこともあります。

次回の後編でも、試作の種類についていくつかお伝えします。

ものづくりメソッド:試作

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