ものづくりブログ
ものづくりと検査・測定②

ものづくりと検査・測定②

2018年07月19日

ものづくりの品質管理において、正しい寸法測定は基本中の基本ですが、ただ測定すればいいというわけではありません。

そこで前回、測定の誤差を発生させる原因について見てきました。

今回は具体策を掘り下げます。

測定の誤差を発生させる要因…

測定器の故障、測定器の選定ミス、測定者の技能、測定環境(温度)がバラバラ など


誤差の要因を排除して測定値の信頼性を確保する具体的な対策としては、

①日常の保守点検

②校正・検査

③測定環境の整備

④測定技能の習熟 などが挙げられます。


詳しく見ていきましょう。

①の日常点検は、清掃や作動状況の確認、基点合わせなど、測定前後のメンテナンスです。

例えばノギスであればスライダーの滑らかさ、測定面の隙間,平行度(内側,外側)、ゼロ点のズレなどを確認し、
あわせて校正期限が切れていないかを日常的に確認します。

当然ではありますが、正しい手順で行うことが不可欠ですので、④の測定技能とも関連してくるポイントです。

②校正・検査は、年に一回、測定機が表す値と測定値が示すべき真の値との関係を求めることで、JIS規格(JIS Z 8103 2000 4342)に詳しく定められています。

こちらはメーカーや専門業者に依頼するのが一般的です。

組織においては計測器管理者を置き、計測器管理台帳に定める周期または取り扱い異常時に計測器を回収し、点検および校正の手配を行います。

校正・検査については、費用はかかるものの、測定の正確さの担保に欠かせない要素ですので、定期的に実施するようにしましょう。

次回も誤差の要因を排除して測定値の信頼性を確保する具体的な対策をみていきます。

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