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航空機の安全の進化ー前編

航空機の安全の進化ー前編

2018年06月02日

先日、アメリカ・シアトル郊外にある航空博物館を訪問する機会がありました。

こちらの博物館はボーイング社の工場に併設されており、第一次世界大戦から現在までの航空機の歴史に触れ、実機を見学することができます。

戦闘機、エアフォースワン(アメリカ大統領専用機)から最新のボーイング787型機まで実機が展示されていて、内部を見学できる機体も一部あります。

ここで感じたのは、航空機の歴史は安全の進化の歴史、そしてその進化は常に航空機事故とともにあるということでした。

エアバス社製のコンコルドは、20年ほど前まで活躍していた超音速旅客機ですが、現在は製造されていません。

その理由も航空機事故でした。

コンコルドの展示の横にあったパネルには、2000年の発生したコンコルド機の事故の様子と、事故原因に関するレポートが書かれていました。

そしてこの事故を契機に航空機業界全体が安全規制の強化を行い、現在のエンジンまわりの構造に関する厳しい条件設定を見直すきっかけとなったとありました。

航空機産業に関連する部品製作も行っている私たちものづくり市場。

これからも高品質の加工にこだわり続けます。

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