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チタン溶接の色の意味②
2018年04月01日
溶接加工したチタンの写真です。
左側はバックシールド、つまり結合部分の背後までガスでシールドして溶接したもので、右側はバックシールドを行わずに溶接したものです。
左側は全体的に銀色もしくは金色をしています。
一方、右側は紫色や青色があらわれています。
これは、左側はバックシールドによってチタンが窒素や酸素などと触れることなく溶接がなされた一方、右側はバックシールドがなかったため窒素や酸素などとチタンが結合してしまったことを示しています。
暗灰色に近い色も見えていますが、この状態ではチタンの延性(素材が破断することなく引き伸ばされる性質)がかなり低下している可能性が高く、強度的にも問題があります。
もう1枚画像をご覧ください。
こちらも見ただけで違いがはっきりわかります。
今度はアフターシールド、つまり溶接加工後素材が冷えるまでの間ガスでシールドしていたものとしていないものとの比較です。
左側はアフターシールドを行いましたが、右側はアフターシールドを行っていません。
アフターシールドを行っていないほうが、明らかに紫、青、暗灰色などのさまざまな色が出ています。
アフターシールドの重要性がよくわかる画像です。
このように、チタン溶接が成功したかどうかは、その結合部分の色で判断することができます。
脆化している状態の結合部分を目にすることは一般的にはほとんどないと思いますが、豆知識として知っておくといいかもしれません。



