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チタン加工の難しさ②-プレス加工時の問題
2018年04月21日
前回は、チタン加工の難しさとして、チタンの切削加工時の問題をご紹介しました。
今回はもう一つのチタン加工時の難しさをご紹介します。
チタンのプレス加工時の問題
チタンのプレス加工時の問題には、次のようなものが上げられます。
・割れやすい
→プレス加工により加工硬化が発生し、ひずみや割れが発生しやすい。そのため、加工精度も低くなりがち
・傷がつきやすい
→金型との間に熱がたまり、金型と焼き付き、傷などがついてしまうケースがある
・スプリングバックが起きやすい
→チタンはたわみやすい性質を持っているため、プレス加工時には元に戻ろうとする現象(スプリングバック)が起こりやすくなる
これらの問題を解決するため、こまめに金型を取り替えて焼き付きを起こりにくくする、柔らかく加工しやすいチタンを使用してスプリングバックを抑えるなどの対策がとられます。