ものづくりメニュー（オーダーメイドものづくり加工）
ものづくりブログ
チタンの種類① 純チタン
2018年02月03日
チタンの種類 純チタンとは？
チタンとひとことで言っても、その種類は大きく純チタンとチタン合金の２つに分けることができます。
さらに純チタンとチタン合金は、含まれる元素やそのバランスでいくつかの種類に分けることができます。
ここでは、まず純チタンについてご紹介しましょう。
【純チタンとは？】
純チタンときくと、純度100％チタンと思う人もいるかもしれません。しかし、純チタンの「純」は純粋の純ではなく、高純度の純。純チタンには、チタン以外の成分も含まれていると考えてください。
純チタンは、JIS規格によって以下の4種に分けられます。
JIS1種
JIS2種
JIS3種
JIS4種
この4種を分けるのは、純チタンに含まれているO（酸素）とFe（鉄）の量です。JIS1種がもっともOとFeの含有量が少なく、JIS4種がもっとも多くなります。
チタンはOとFeの含有量が少ないと柔らかく、高いと硬くなります。したがって、JIS1種がもっとも柔らかく、JIS4種がもっとも硬い純チタンということになります。
4種のうち一般的に使われるチタンは、強度と加工性のバランスが取れたJIS2種です。JIS1種は、アクセサリーなど、JIS3種は化学プラントなど、JIS4種はスポーツ用品などに使われます。
ものづくりメソッド：チタン加工
ものづくりメソッド：チタン溶接
ものづくりメソッド：チタン切削
