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【ロボット展】MUJIN
2018年02月11日
【ロボット展】ロボットコントローラの風雲児・MUJINが登場
国際ロボット展レポート、続いては、ロボットコントローラメーカーのMUJINを紹介したいと思います。
MUJINが提案していたのは「ロボットコントローラの共通化」です。
そもそもこれまで、ロボットがなかなか普及しない要因として「プログラム・コントロールの難しさ」がありました。
安川電機のロボットは安川電機のコントローラ、ファナックのロボットはファナックのコントローラ、KUKAのロボットはKUKAのコントローラ……
という具合に、ロボットメーカー各社が独自のコントローラとプログラムを持っていて、そして全く互換性がなかったわけです。
そのためロボットを動かすエンジニアは、1社の操作に習熟しても他社の操作ができなかったりして、もともとエンジニアが少ない中、
ロボット使える人がさらに絞られる、またロボットシステムを組み上げるインテグレータの育成もなかなか進まない
という状況でした。
そんな中、MUJINは複数企業との共同開発でオリジナルの「ロボットコントローラ」を発売。ロボットの設備化までの期間を
2週間程度に大幅に縮めることが可能なほか、ロボットコントローラとしてAIを初めて搭載して、「自分で考えて、動く」
ロボットを大きく身近にしました。すべてのロボットメーカーで動作検証を行っており、どんなロボット構造でも対応可能という点も
頼もしいところです。
現在は、超多品種を取り扱う物流センターなどで導入が進んでいるようです。
新企業「MUJIN」にこれからも注目していきたいと思います。