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チタンの分離とものづくり

チタンの分離とものづくり

2018年01月01日

チタンの歴史~発見から実用化、そして現在まで②

チタンという金属があります。チタンには、強度があり軽く、腐食や熱にも強いという特徴があります。

このことから、チタンは、航空機などの乗り物、義手義足などの衣料品、自転車フレームやゴルフクラブなどの

スポーツ用品、食器、アクセサリーなどさまざまな分野で使用されています。

今回は、そんなチタンが発見され分離できるまでの歴史をご紹介しましょう。


ものづくりメソッド:チタン加工

チタンの分離
1910年、アメリカの化学者であるマシュー・A・ハンターが、チタンを含む鉱石から高純度のチタンを分離に成功します。

このときハンターがとった方法は、ナトリウムを使った「ナトリウム還元法」と呼ばれる方法でした。


その後、1946年にはルクセンブルクの工学者ウィリアム・クロールがさらに高純度のチタンの分離に成功します。

クロールがとった方法は、マグネシウムを使った「マグネシウム還元法」と呼ばれる方法でした。

この方法は現在も広く使われており、彼の名前をとって「クロール法」とも呼ばれています。


ものづくりメソッド:チタン溶接
ものづくりメソッド:チタン切削

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