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ものづくりとフランクフルトモーターショー④

ものづくりとフランクフルトモーターショー④

2018年03月13日

フランクフルトモーターショー:自動運転 シミュレーション体験

さて、今回はフォルクスワーゲンブースで「自動運転シミュレータ」を体験させてもらうことができました。

そもそも、自動運転にはいくつかのレベルがあります。スバルが世界に先駆けて搭載したアイサイトによる自動ブレーキがレベル1。

最近販売された5代目のセレナやテスラ、メルセデスベンツなどから発売されている、運転者の補助として加速、原則、ステアリング操作を
自動で行うレベル2。レベル2をより進化させ緊急時にのみ運転者が対応するレベル3。ドイツでは既に法整備が進みアウディA8がレベル3搭載車種と
して今年晩秋に販売されることが決定しています。今後はさらに自動化が進みレベル5まで進化すると完全自動運転となります。

今回体験させてもらったのは、レベル5のシミュレータです。


下の写真、不思議なポーズをしています。シミュレータにはハンドルがないのですが、ヘッドセットにはハンドルが出ていて、それを握った状態です。

運転を体験している目線はこんな感じでした。

ヘッドホンから英語で話しかけられて、指示に従っていくと市街地をドライブできました。途中、歩行者が飛び出してきてもちゃんとブレーキを
かけてくれたので、事故を起こさずに済みました。良かった。そして、下車後の感想は一言「酔った」でした。
画面が動くのに身体は動いていないので、そのギャップで車酔いの様な状態になってしまったようでした。でも初めての体験は楽しかったですよ!


これから数年で大きく現在の車社会が変化していきそうな印象を受けました。旧来の車好き、運転好きには少し寂しいですが、
技術の発展はすばらしいものです。そして、今回個人的には、インフラを含め車の燃料電池車を含めた電動化より先に自動運転または
運転支援装置の普及が先に進んでいくのではないかと感じられました。

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