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ものづくりブログ
ものづくりとフランクフルトモーターショー②
2018年02月16日
フランクフルトモーターショー:電気自動車編
2017年9月のフランクフルトモーターショー(IAA2017)レポート 第2回です。
このモーターショーの見どころは大きく2つだと思います。ひとつめは電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)への各社の取り組み、
2つめは、自動運転への各社の取り組みです。今回は電気自動車について見ていきます。
まず、これまで温暖化の主原因とされているCO2の自動車からの排出量を削減するための手段として、ヨーロッパの自動車メーカーは
ガソリン車よりもCO2排出量が少ないディーゼル車の開発販売に力を注いできました。しかし、2015年にディーゼル車の排ガス規制における
VW社の不正が発覚したことで、ディーゼルエンジン搭載車に対する不信感が世界的に大きくなりました。
そこで、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)がこれまで以上に注目されており、各社大変力を入れているのが伝わってきました。
こちらはBMWがフランクフルトモーターショーで発表し、注目を集めていたi3S。電気自動車なので、ボンネットの中にエンジンがありません。
こちらは市販されている電気自動車、VW社のe-up! 実は前日にVWの工場兼ミュージアムで試乗させてもらいました。
従来のガソリン車に近い感覚で走り出したのが印象的でした。
以前試乗した日産リーフはモーターの特性であるトルクが最初からきいてくる楽しさがある感じがしましたので、電気自動車になっても
個々の会社の特徴が出てくるのかもしれません。
スマートはこんなかわいいコンセプト電気自動車を展示していました。自動運転を意識しているのか従来型のステアリングコラムはなく、
近未来な感じを受けました。
続いて、メルセデスの燃料電池車、GLC F-CELL。外観からは市販車との違いがあまり分かりませんね。
次の写真はメルセデスベンツ社のEVとFCV(燃料電池車)のハイブリッドの展示でした。水素ステーションの整備がまだまだ進んでいない
状態での使い方の提案でしょうか。
次回は自動運転についてお話します。