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ものづくり 検査

ものづくり 検査

2018年01月03日

ものづくり 検査

金属加工現場の検査工程では主に寸法を確認します。
公差範囲であるか。
表面の仕上がりは良いか。キズはないか。
などなど。

単純に縦、横、高さを測るだけではありません。
直径、R、深さ、穴位置、etc.
公差は1/1000ミリレベルの差を確認します。
嵌め合い公差はオス・メスの両方を確認して
実際に合わせて確認したりします。

平行度、直角度、平面度などは基準位置に対して
求められている公差内に仕上がっているのかを
確認するので品質管理も難しくなります。
装置組立の場合、部品を組み付けるので平行度や
直角度が非常に重要となります。
わかりますよね。
一つ一つの部品の差は小さくても組み合わせれば、
どんどん足し算されるので重要になるのです。
例えば、1辺が100mmの立方体でどうなるか計算してみます。
立方体の上面が角度0.1°、寸法で約0.18mm傾いていたとします。
残りの9つの正確にできた立方体を積み上げると
垂直面に対して約1.6mmずれます。
このズレは大きすぎて致命的です。
金属部品は図面に従って作られるのですが、
部品だけでは図面の部品がこの後どんな装置、機械になるのかがわかりません。
故に図面どおりに仕上げることが求められ、
図面指示通り、正確に作られているかの検査が重要になるのです。





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