ものづくりブログ
スマートエネルギーとものづくり

スマートエネルギーとものづくり

2017年12月14日

スマートエネルギーがものづくりの未来を守る

産業はもちろん、日常生活においても電気がないとどうしようもない。2011年3月11日の東日本大震災によって起こった福島第一原発事故、
そしてそれにともなく計画停電の様子を見て、私たちは改めて電気の大切さを認識しました。

いかに安定した方法で、安定して電力を供給するかは現代社会の課題のひとつです。そのために、行政や大企業は電力の自由化や
再生可能エネルギーの導入をすすめるなどしています。

しかし、特に再生可能エネルギーには大きな欠点があります。それは、電気の原則である「同時同量」を守りにくいということです。

同時同量というのは、電気の需要と供給を一致させなければいけない、ということを意味しています。供給に対して需要が少ない、
需要に対して供給が少ない、というケースがあれば、電気は停電してしまいます。計画停電をなぜしたかというと、要するに、
需要に合わせた供給ができないからなんですね。それを放置しておくと、全体的に停電してしまう。
それを避けるために地区を決めて停電させて、全体が一気に停電するのを防ぎましょう、ということです。

じゃあ、需要が減る夜間はなぜ停電しないとかというと、電力会社がちゃんとモニターして、需要に合わせてこまめに発電量を
調整しているからです。
同時に、夜間の電気を安くして、「夜間の安い電気を使って温水器でお湯を作っておくとおトクですよ」みたいな宣伝をして、
需要の落ち込みを少しでも防ごうとしていたわけですね。

ところが、再生可能エネルギーはこの「同時同量」の原則を守りにくいのです。たくさん電力が必要だ、だけどおひさまが出ていない。
こんな状態では太陽光発電はできません。風が吹いていなければ、風力発電もできません。安定的に発電ができないのです。

そこで注目されているのが、AIを使った配電のしくみです。再生可能エネルギーや従来の火力・水力発電を組み合わせて、
AIがリアルタイムで電気の需要やそれぞれの発電所の発電量をモニターし、状況に合わせて調節し、同時同量の原則を守って
電力を安定的に供給する。こういうことを「電力のスマート化」「スマートエネルギー」と呼ぶのだそうです。とても興味深いしくみです。

ものづくりは、多くのエネルギーを必要とします。より安全な方法で、安定的に電気を使えることは私たちものづくり企業が
これからもものづくりを続けていくために必要なことのひとつ。このジャンルのビジネスが盛り上がり、
よりよいスマートエネルギーサービスができることを願ってやみません。

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