ものづくりブログ
ものづくり町工場の漫画

ものづくり町工場の漫画

2018年01月07日

「町工場のものづくり」を題材にした漫画に注目!

ものづくり、製造業というと大規模な工場を想像する人も多いかもれません。しかし実際は、ものづくりを支えているのは、
小さな町工場であることがほとんどです。

では、その町工場というのはどのようなところなのでしょうか。

あまりものづくりを知らない人にとっては、「町工場」というのはなんとなく雑然としていて、家族経営で、従業員全員が家族のように
仲が良くて、地域密着型で……というイメージを持たれることが多いようです。中には、東大阪の町工場が共同して独自の人工衛星を
打ち上げたことを思い出し、想像以上にハイテクなものを作っているというイメージを持つ人もいることでしょう。

このようなイメージはどれも間違っていません。しかし、必ずしも正解であるともかぎりません。町工場はとても個性が豊かで、
町工場の数だけ町工場のあり方やものづくりのやり方があると言っていいでしょう。だからこそ、町工場はとても面白く、楽しい存在なのです。

そんな町工場が、最近ちょっと変わった方向から興味の視線を向けられています。それは、漫画業界です。

最近、町工場を扱った漫画が増えているのを知っていますか?

扱われている町工場の業種はさまざまですが、読者にピンときやすいのでしょうか、鉄工所を扱っているものがやや多いように思います
(とはいえ、私もそんな読んでいるわけではありませんので、違ったら申し訳ありません)。

また、女性を主人公にしたものも多く、中には「プラスチック成形工場で働き始めた女性が、射出成形に取り組んでいく」という
マニアックな漫画もあるそうです。いったいなぜ作者は「射出成形」に注目したのか、なぜ女性を主人公にしたのか、そしてなぜ編集は
その企画を通したのか。ものづくりに携わる者が言うのもおかしいかもしれませんが「なぜ?」と不思議な気持ちになります。

しかもこの漫画、結構な巻数が出ているようで、それにもびっくりします。いまどきの漫画は、それなりに単行本が売れてないと
すぐに打ち切られるそうなので、それを考えると結構読者がいる、ということになるのでしょうね。こんなちょっとマニアックな町工場を
舞台にした漫画がそれなりに指示されているのというのは、うれしいかぎりです。

町工場は今、後継者不足を含めてさまざまな問題に直面しています。しかし、このような形で注目や関心が集まるのを見ていると、
この盛り上がりが町工場自身に波及して、活気を出してくれればなあと願わずにはいられません。

部品加工・試作・装置・ものづくり
の相談・見積り歓迎!