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ものづくりブログ
ものづくり = 開発・研究・実験
2017年11月23日
開発・研究・実験
企業での研究開発は、大学での研究とは目的が違います。
営利目的です。
新しい製品、新しい技術、新しい方法を見出すために研究します。
既にある製品の改良も行われます。
新しい現象を発見し、それを応用することもあります。
大学の研究成果を企業が応用することも行われています。
売れる新しいものを作るには「目の付けどころ」「目利き」が重要です。
自己満足になってしまっては売れない可能性が高いからです。
「ひらめき」についてですが、実際にやった人しかわからないかもしれません。
何もないところから、突然、ひらめくと思っていると思います。
そうかもしれませんがそうではありません。
背景があるのです。
研究者は実験して結果から考察する。明らかにするために実験するのですが、
何せ初めてのことですから実験方法も考えなくてはなりません。
「どうしたものか」と考えに考え、実験し、
また壁にぶち当たり、また、考えます。寝ても覚めても考えています。
そうすると何気ない現象がヒントとなり、ひらめくのです。
何気ない会話の中から、ひらめくのです。
何も考えていない人にひらめきはありません。
実験ですが、方法を誤ると遠い道のりになったり、結果が得られないことになります。
適切な方法で実験していても、観察していないと本当のことがわかりません。
「失敗は成功のもと」と言われますが、漠然と作業しているものには、
失敗が成功につながることはありません。
「漠然とした作業」は、もはや実験ではありません。
実験も携わる人の資質、興味の度合い、人間性によって成果が異なります。
開発・研究・実験はものづくりと同じです。
理系の人たちがやってる難しいことではないのです。
ものづくりの基本ですね。