ものづくりブログ
大物加工のものづくり

大物加工のものづくり

2017年11月11日

大物加工

大きさをどこで分けるか。加工機の仕様や搬送設備の関係で異なります。
まずは人が一人で安全に持てる重量とサイズが区分けの目安となります。
次に加工機に固定できるサイズ、移動範囲が基準となります。
大物加工はワークを固定する治具も特別大きなものとなります。
治具自体の重量もかなりのものです。
大物専用の加工機、例えは門型五面加工機などを常時準備しておかなければサッと型替えと、簡単にできないものです。

旋盤の場合、直径500mmとし、厚さ100mmとします。重量は約157kgです。
それをホイストクレーンで吊り上げ…となるのですが、
旋盤の爪のところまで運び、固定しやすいようにしなければなりません。
斜めに固定してしまうと何をしているかわかりません。
「ちょっとそこを持って動かしてくれ。」と言える代物ではないのです。
出来上がったものを外して運ぶのも同じです。
安全に確実に加工するためには固定するところから始まります。

固定できると切削に入ります。
直径500mmの鉄の塊が回転するところを想像してみてください。
と言っても想像できませんね。
では、大型トラックと軽自動車と比較すると
同じ速度では大型トラックの方が迫力がありますよね。
回転させる加工機の動力もすごいですが、
重量物が回転すると大きなエネルギーをまざまざと感じることができます。
何かあっても容易に止めることもできません。
直径が大きくなるとモーメントも大きいので、
まわり続けようとする慣性モーメントの迫力はすごいです。

何事もそうですが、簡単にはできません。
人と知恵と経験を活かしてものづくりをすることが、
良いものづくりへの近道だと思っています。

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