ものづくりブログ
ものづくりのマッチング

ものづくりのマッチング

2017年11月08日

ものづくりの成功のポイントは「マッチング」!

ものづくりの工程の一部を外注しているというものづくり企業は少なくありません。繁忙期にだけ外注に出すというところを含めると、
かなりの数のものづくり企業が外注を利用してものづくりを行っているのではないでしょうか。

外注とひとことで言っても、その内容はさまざまです。工場などの企業に外注するケースもあれば、軽作業を個人事業主や
いわゆる内職に外注しているケースもあることでしょう。たとえば京都は着物でも有名ですが、安価な着物であれば国外の向上に
発注して製造するけれども、高価なお誂え着物であれば国内の実績ある和裁士に発注するというように、外注先を使い分けているところも
珍しくありません。

いずれにしても、ものづくりの一部を外注する際に重要なのが、外注先とのマッチングです。

たとえば、「仕上げは丁寧だが納期に時間がかかる」というA社と、「仕上げはそこそこだけど納期が早い」というB社があるとします。
この場合、当然ですがA社には品質重視の仕事を、B社に短納期重視の工程を発注するのが正しいマッチングの判断になります。
しかし、ここで「仕上げが丁寧なA社に無理を言って短納期でしてもらおう」「短納期のB社にもっと丁寧に仕上げてもらうように頼もう」と
考えてしまうと、自社・A社・B社それぞれの関係が悪化してしまう可能性が出てきてしまいます。

それぞれの外注先の個性や特徴を活かすように依頼をすること。言葉にしてみれば簡単なことですが、こういうマッチングに気をつけることが、
何より重要になるわけですね。

では、外注先とのマッチングを成功させるためには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。

まずは、コミュニケーションです。発注時にしっかり仕様を確認する、納期前には進捗状況を確認する、納品後には必要に応じて
フィードバックを行うなど、こまめにコミュニケーションをとっておくことが大切です。そうしてお互いの個性や求めているもの、
ものづくりに対するこだわりなどをしっかり理解し合うことで、よりよいマッチングで外注するようになることができます。

それから、外注先の新規開拓も大切です。選択肢は多ければ多いほどマッチングが成功する可能性は高くなります。
先ほどのA社のB社の例では、品質と納期だけを例に上げましたが、このほかにも外注先の特徴としては「価格が安い」「対応が柔軟」など
さまざまなものが上げられるでしょう。こういった個性豊かな外注先を多く知っておくことで、いつでも最適な外注先を
マッチングすることができるようになります。

また、こういったマッチングを外部に依頼してしまうという方法もあります。「ものづくり市場」では、金属加工や試作、部品加工などに
熟練したパートナー向上と、ものづくり企業をつなぐプラットフォームを提供しています。こういったサービスをうまく利用するのも、
失敗しないマッチングのポイントのひとつ。上手に利用して、よりよいものづくりを行っていただければ嬉しく思います。

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