ものづくりブログ
ものづくりのトリリオン・センサー

ものづくりのトリリオン・センサー

2017年10月03日

効率的なものづくりを実現する「トリリオン・センサー」とは?

トリリオン・センサーという言葉があります。ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、ひとことで言うと「毎年トリリオン(1兆個)以上の
センサーを使った膨大な情報ネットワークを構築し、それを使って社会や生活に必要なデータを集め、社会問題の解決に活用する」
という超高度な情報化社会を意味しています。

トリリオン・センサーという言葉が生まれたのは、2012年のことです。その名も「トリリオン・センサーズ・サミット」というアメリカ企業の
CEOであるBryzek氏が提案しました。彼の提案によると、1兆個以上のセンサーを使って収集するビッグデータを活用した結果、
もたらされるものは、食糧不足・環境汚染・エネルギー不足などの諸問題の解消及び、すべての人々がその人に合った医療を
受けることができる「潤沢な世界」なのだそうです。

ものづくりの場においては、すでにさまざまなセンサーが現場で活躍しています。現状は主に工場などで機器をコントロールするために
使用されていますが、これからはもっとこのセンサーから得られる情報とその処理に敏感になり、どうすればより有効活用できるかを
考えていかなければいけません。

たとえば、現在、正常に稼働しているかどうかがわかるセンサーがつけられている製造機器は多いですよね。
しかし将来的には、これらのセンサーは、「正常に」稼働しているかだけではなく「効率的に」つまり「エネルギー(資源)をムダにすることなく」
稼働しているかをチェックするために使われることになるでしょう。

さらに将来的には、発注データはもちろん、たとえばメーカーの倉庫の在庫状況のデータや、各小売店の在庫状況のデータなどとリンクして
「在庫が過不足なくなるようなペースで」自動的に生産量を調整するために使われることにもなるのではないでしょうか。

つまり、センサーを使って得たデータをほかのデータをと合わせて分析し、それを自動的にフィードバックして、
機械が文字通り「自動的に」最適なものづくりを行う未来がやってくる、ということです。

そうなると、ものづくりの場の様子もがらりと変わっていくことでしょう。どう変わっていくのか、まだ今ひとつ
イメージしきれていないところもありますが、トリリオン・センサーがもたらす変化に乗り遅れないようにしたいものです。
ものづくり市場ももちろん、この変化の波に積極的に乗っていき、時代や技術の変化に応じたプラットフォームづくりを
目指していきたいと考えています。

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