ものづくりブログ
加工の効率を上げるハイドロチャック

加工の効率を上げるハイドロチャック

2017年09月12日

ものづくりの現場から加工の効率を上げるハイドロチャック

ものづくりの勉強をしていると、ものづくりの現場を見てみたくなります。今回は、岐阜県の有限会社浅美工業にお邪魔して、
浅野専務に加工を効率化する工夫について教えていただきました。

有限会社浅美工業では、工作機械の部品を中心に主に鉄のフランジやスリーブなどを製造されています。
旋盤、複合旋盤、研磨機などの機械構成で、材料から研磨仕上げまでをワンストップで加工できる点が強みです。

きれいに整理整頓された工場内。右手のMazak INTEGREX i-200 は2016年7月に導入したばかりの最新機種

 最初に教えていただいたのは、加工の大幅な効率化を達成した秘密兵器「ハイドロチャック」です。一般的に、重切削(切削量を多くしたり、
切削速度をあげたりして抵抗が大きくなる加工)を行うと、加工機に取り付けたドリルやエンドミルなどの工具が少しずつずれてきます。
工具のずれは加工不良の原因となるだけでなく、工具の寿命が縮んで加工コストが上昇につながってしまうという大問題でした。

その問題を解決するために浅美工業が導入したのが、こちらの「ハイドロチャック」です。

写真上からハイトルク、通常品、ロングネックのハイドロチャック


ハイドロチャックは、「ハイドロ」という名前の通り、油圧でドリルをがっちりホールドすることができるアイテムです。
上の写真の右側を加工機に取り付け、左側にドリルを取り付けて使います。

ドリルをがっちりホールドできたことで、
①ドリルのビビリ、飛び出しがなくなる→加工不良の削減 
②加工途中のドリルの飛び出しの抑制→段取り替え回数の削減
③刃先の損耗の抑制→工具の寿命が延びる
というメリットが出て、生産性が大幅に向上したとのことです。

浅美工業さんでは従来の加工技術を大切にしつつ進化する工作機械や工具などに柔軟に対応しながら、技術向上と効率アップを図る努力を
続けられています。その姿勢が高い生産性の維持につながっていると感じました。

また浅美工業さんの2つめの秘密兵器についてお届けします。

【取材協力】
有限会社浅美工業
〒501-3753 岐阜県美濃市松森355-7
TEL (0575)35-2681
https://asamikougyou.jimdo.com/

以上、「ものレポ」リポーターの新開でした。

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