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チタン溶接

チタン溶接

2017年08月19日

酸化しやすいチタンの溶接

チタン溶接

チタンのパイプを溶接したものです。

チタンは酸化されやすいため、

アルゴンガスを吹き付けて溶接部を酸素から守ります。

溶接時には、溶接しているところの後ろをバックシールドで

裏側も高熱になるのでアフターシールドで

アルゴンガスを吹き付けられるように覆います。

バックシールド、アフターシールドは溶接したいものの形状に応じて

自分たちで作ります。

大掛かりな設備でやる場合は真空チャンバー内で溶接するそうです。

化学でも酸素や水分を嫌う反応を行う場合、グローブボックス内で行うことがあります。

そんな感じですね。

簡易的なグローブボックスで行うのもいいかもしれません。

軽くて丈夫なチタン材、しかし、酸化されやすい材料を溶接する技術。

アルミニウム合金やマグネシウム合金も溶接できる。

求められるから技が進歩する。

すごいですね。面白いですね。

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