ものづくりブログ
ものづくりの学校教育

ものづくりの学校教育

2017年09月15日

ものづくりを基礎を作るのは、学校教育

わが国は、ものづくりを柱にした国づくりを行っています。ちょっとかたい言葉でいうと「科学技術創造立国」ですね。
ものづくりというとごくごく狭い範囲の工業をイメージしてしまいそうですが、「科学技術」というと、そのイメージするものの範囲は
より広くなることでしょう。

よくよく見てみると、小中学校の基礎教育にも、高等教育以上の教育機関にも、ものづくりに関連する教科やカリキュラムは多く見受けられます。

たとえば、まずは小学校の図画工作ですね。これも広い範囲では、ものづくりに入れていいでしょう。
家にある廃材を利用したおもちゃ作りはどの小学校でも行われていることでしょう。

これに加え、最近では地域の伝統工芸を学ぶときに、自分でも実際にその技術を体験して何か作ってみるという取り組みを
行っている小学校もあります。
京都なら、小学校の社会見学などで京友禅や清水焼の絵付け体験をしたことがある人はけっこう多いのではないでしょうか。

そしてなにより、理科の授業です。理系離れと言われて久しいですが、小学校などで電池を使ったおもちゃを作るときなどは、
ほとんどの子供たちは非常に楽しそうな顔をしています。ここでぜひものづくりの楽しさ、おもしろさに目覚め、ものづくりの道に
入ってくれれば……とついつい思ってしまうのですが、なかなかそうはいかないのが難しいところです。

もちろん、こういった授業を学校で受けた子供たちすべてがものづくりの道に進むということはありません。実際、高等専門学校や
工学部などに進み、直接ものづくりに関わっていくことになる子供たちはそのうちのほんの一握りです。
しかし、少なくとも子供たちの頭の片隅に「ものづくりというのは創意工夫や手間が必要なのだ」という思いと、
ものづくりを大切にする気持ちが残ってくれれば、それで十分なのかもしれません。

昔は、ものづくりをしたい、職人になりたいという人の中には、学校教育を軽視しがちな傾向がありました。
机に座って勉強している時間があるなら、親方と一緒に体と手を動かし、わざを盗め、という考え方ですね。
この考え方はもちろん大切です。

しかし、ものづくりの技術や技能が高度に発展した現在では、この考えだけにとらわれていてはいけません。学校できちんと
基礎的な知識や教育、技能を体系立てて習得することが、現場での技術や技能の習得を助け、新しいアイデアへと導くこともあるでしょう。

ものづくりを大切に受け継ぎ、次世代につなげていくためには、学校教育もまた重要な要素のひとつなのです。

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