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ロボット競技のワールドカップ「RoboCup2017」①
2017年08月04日
「RoboCup2017」名古屋に行ってきました。
2017年7月27日(木)~30日(日)に名古屋で開催されたRoboCup2017に行ってきました。
RoboCupはロボット競技のワールドカップとも言われる世界大会で、5つの競技部門で共通のルールの下、世界中のロボット研究者が腕を競います。
会場では進化し続けるロボットの最先端と、まだまだ改善の余地がありそうな課題の両方を見ることができました。
そこで今回から数回にわたってRoboCup2017の模様をレポートしていきます。
さて、そもそもロボカップとはどんな大会なのでしょうか? ロボカップ国際委員会の野田会長のあいさつより引用します。
「ロボカップでは、「2050年までにサッカーのワールドカップチャンピオンに勝てる、自分の判断で動くことにできる
ヒューマノイド(人間)型ロボットのチームを作る」という目標を掲げ、世界中の研究者がこの目標に向かって研究を進めてきています。
また、最初はサッカーから始まった競技も、災害救助、家庭用や産業用など、社会の中で働くロボットの競技も加わり、
さらには次世代の技術者を育てるジュニア部門も含め、様々なロボット競技を行っております。」とのこと。
毎年世界各地で開催されており、20年目の今年はロボカップ生誕の地、名古屋での開催となったそうです。
さて、会場は各国から競技参加者が集まり、英語が飛び交うインターナショナルな雰囲気でした。
ここで開催される競技のカテゴリは大きく分けて5つ。
・RoboCup Soccer:ロボットによるサッカー競技。ラジコンやリモコンではなく、ロボットが考え、自律的に判断して行動する。
・RoboCup Rescue:地震など大規模災害の救助活動を行う競技。情報収集しながらがれきや障害物を乗り越える。
・RoboCup@Home:日常生活でのロボット利用を想定し、ドアの開閉やものの移動、人間とのコミュニケーションを競う。
・RoboCup Industrial:物流や倉庫管理システムをテーマに、自動化、自律化、移動可能なロボット技術を競う。
・RoboCup Junior:11歳~19歳の子供たちが対象。チーム皆で力を合わせてロボットの設計や製作にチャレンジする。
各カテゴリは、ロボットの大きさや対象、ルールによりさらに細かく競技が設定されていました。
次回から、興味深かった競技の内容をいくつかレポートしていきます。
【公式サイト】
RoboCup2017 Nagoya Japan
https://www.robocup2017.org/