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ものづくりベンチャー企業を支援する京都

ものづくりベンチャー企業を支援する京都

2017年08月13日

ものづくりベンチャー企業を支援する街・京都

EV(電気自動車)を量産し、パリモーターショーではEVスポーツカーを発表……と聞くと、どこの大手自動車メーカーかなと思いますよね。

実はこれ、京都のベンチャー企業 GLM Co., Ltd. の話です。

繰り返し言っていることですが、京都は保守的なだけの街ではありません。新しいもの、珍しいもの、いわゆる舶来物も大好きです。
これは合いそうだ、面白そうだと思ったものは取り入れていく積極性もあります。

そんな街には、ベンチャー企業が育つ環境としてもぴったりです。

ベンチャー企業が育つ環境というのはどのような環境でしょうか。それはひとことで言えば、ベンチャー企業を支えるインフラが
整っている環境です。ベンチャー企業を支えるインフラとは具体的には、たとえばファンドなどの資金面での支援、起業に対する公的支援、
産学連携のしやすさなどが上げられることでしょう。

京都市には、ベンチャー企業を支援する取り組みがいくつも行なわれています。たとえば、京都市には公益財団法人 京都高度技術研究所 アステム(ASTEM)という団体があるのですが、この団体は京都市と一緒にものづくりベンチャー創出支援講座などをしばしば行っています。
大学の数も多いため、ほかの都市と比べると産学連携をしやすいという面もあるでしょう。

民間で注目したいのは、MTRL KYOTO(マテリアル京都)です。これはドロップ型のクリエイティブラウンジなのですが、
要するに、誰でも自由にやってきてものづくりができるスペース。3Dプリンタ、レーザーカッター、CNCフライスなどがあり、
これらの設備を使ってものづくりができる場所です。ものづくりに関するイベントも頻繁に行なわれていて、非常に大きな刺激を
得られることができる場所です。

もともと京都は伝統産業が多くある街です。今でこそ数は減りましたが、昔はちょっと街を歩けば家の中から織機(しょっき)の音が
聞こえてくることも珍しくありませんでした。

京都の気取らない料理として「おばんざい」が人気ですが、おばんざいの中にはいくつか、毎月何日に食べると決まっているものがあります。
これは、あらかじめこの日に何を作ると決めておけば献立作りが楽だからという理由もあるそうです。京都の主婦というのは
つまり、家庭内工業つまり家族を中心にしたものづくり産業に従事しているワーキングウーマンだったのですね。
だから、家族と従業員の食事の用意に頭を悩ませないように、何日はなにを食べると決めたのだそうです。

このような、ものづくりに対するマインドとインフラが整っている街・京都だからこそ、最初にお話したようなベンチャーが生まれ、
育っていっているのではないでしょうか。このインフラを活かし、より多くのものづくりにベンチャーが生まれてきてほしいと期待しています。

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