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ものづくりプラットフォーム

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2017年08月01日

プラットフォームを整えて、BtoBのものづくりをサポート

2017年6月、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)がエンジニアを初任給月給40万円で募集していることが話題になりました。
日本のものづくりの現場が海外に流出していくという話はもう10~20年くらい前から言われ続けているように思いますが、
今度はいよいよ人材も海外や外資系企業に流れて行く時代になるのかもしれません。

しかし、だからといって日本のものづくり、製造業が終わるのかというとけっしてそうではないと思います。
2016年、中国のメディア『工控網』は、日本の製造業には5つの大きなアドバンテージがあるという記事を出しました。
その5つのアドバンテージとは、以下のとおりです。


1.トヨタ生産方式をはじめとする優れた生産方式によるコスト削減
2.ユーザーのためのイノベーション
3.特許で築かれた鉄の壁
4.生産技術の高さ
5.多品種少量生産


なるほど確かに、こういったことは日本のものづくりの強みでしょう。

ものづくり市場としては、最後の「多品種少量生産」には特にこだわりを持っています。『工控網』の記事では、
売れる商品の数量を短期間で把握し、それに合わせて必要な分だけ生産するというBtoCのものづくりの話をしていましたが、
多品種少量生産は何もBtoCの場でしか発生しないということはありません。むしろ、ものづくり企業の工場の設備向けの部品を作る、
BtoBのものづくりの場においては頻繁に発生していることです。

たとえば、「ここの金型を別のものに変えたい」などのニーズがあった場合、生産する部品の数は小ロットにとどまります。
1個だけほしいというケースも珍しくありません。

私たちものづくり市場は、このような、BtoBの、多品種少量生産に貢献したいと考えています。

目指しているのは、ものづくり設備に必要な部品の小ロット、あるいは1個だけの生産を、迅速に行えるプラットフォームつくり。
提携している工場や職人をデータベース化し、発注を受けたらできるだけ早く生産に入り、完成後即発送する。
最短で翌日配達も可能になるような、そんな体制づくりを目指しています。

BtoCの分野では、翌日配達サービスはもう珍しいことではありません。このしくみを、BtoBでも構築することができれば、
「多品種少量生産」という日本のものづくりの強みをもっともっと活かしていけるのではないかと考えています。
外国との競争はたしかに厳しいのですが、まだまだ、諦めるわけにはいきません。日本の製造業もその存在感を示していけるよう、
コツコツと努力を続けていくことが大切です。

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