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表面処理 無電解ニッケルめっき
2017年07月17日
無電解ニッケルめっき
「めっき」って電気を使って金属の表面を綺麗にする、錆びないようにするものと
思っていませんでしたか。
無電解ニッケルめっきは電気を使いません。
電気を使う「めっき」は、複雑な形状や寸法精度を求めている加工品に適していません。
無電解ニッケルめっきは複雑な形状でも、寸法精度を求められる場合でも
比較的、硬くて丈夫で美しく錆びない金属表面を作り出します。
では、どうやって「めっき」しているのでしょう。
酸化還元作用です。
化学が苦手な方には、嫌だったところや～～となるでしょうね。
還元作用を持つ化合物の溶液の中で、めっきしたい金属を浸漬させます。
金属自身が触媒となり、酸化還元反応が起こり、金属表面にニッケルが析出する。
と言う仕掛けです。
写真はめっき前と後のものです。
綺麗に仕上がっています。
ネジが切ってある横の穴と手前の中央の穴は、H7の精度で開けられています。
ノックピンを入れて位置を決める穴です。
その穴にも精度よく処理することができます。
かっこよく、美しく仕上がりました。
