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ものづくりブログ

ものづくりマーケット
2017年07月11日
これからのものづくりのマーケットは「コト」が大事
改めて言うまでもないことですが、ものづくりとは「モノ」を作ることです。そのため、ものづくりの現場では、今まではとにかくいい「モノ」を
作っていればいいと思われてきました。しかし、「モノ」だけを作っていればいい時代は終わりつつあります。
ただの「モノ」だけ作っていても、マーケットに受け入れられない、つまり売れない時代がやってきているのです。
「モノ」だけなら、今ならいくらでも安く買うことができます。100均ショップに象徴されるように、今は実にさまざまなものが安価で
買えるようになりました。文房具や収納用品、食器、化粧品、手芸用品やスマートフォンの周辺機器だって、100円で買えます。
しかも、ここ数年はデザインもクオリティもかなり上がってきました。
SNSや雑誌でも100均で買えるおしゃれな雑貨が定期的に話題になっています。
「モノ」のマーケットで戦うには、このような徹底的にコストカットしてマーケットにやってくるライバル製品と戦わなければいけません。
そこで注目されているのが「コト」です。たとえば、最近は万年筆やインクが密かなブームになっています。
万年筆もインクも、数千円、ものによっては数万円するような高価なもの。メンテナンスの手間も必要です。
しかし、それでも欲しがる人はいます。これはなぜかというと、万年筆やインクを買う人は、万年筆やインクそのものが欲しいのではありません。
その万年筆やインクを使って、手書きで何かを書く「コト」、つまり体験を求めているのです。
こういう、「コト」を求めているマーケットであれば、アイデアの出しようによっては中小企業でも十分戦いを挑んでいくことができるでしょう。
モノには、そのモノ自身が持つ魅力と、そのモノで得られるコトの魅力が潜んでいます。マーケットに受け入れられるようなモノを
つくり続けていくには、「モノ」そのものの良さだけでなく、そのモノを使ってどんな「コト」ができるのかを考え、
アピールしていかなければいけないということです。
「コト」でも勝負をするには、「モノ」を使ってできる「コト」を考え、マーケットにアピールできるような人も育てなければなりません。
人を育てるには時間がかかります。「モノ」の魅力だけで通用しなくなってからでは遅いのです。
できるだけ早く、自社製品で得られる「コト」、魅力的な体験を考え、マーケットにアピールできるような人と仕組みを育て、
「モノ」「コト」両方の魅力をもって戦えるような、そんな体制を整えることが必要なのではないかと考えています。





