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鋳造 昔から伝えられる金属加工
2017年06月20日
鋳造(ちゅうぞう)
鋳造は溶かした金属を型に流し込んで作る製造方法です。
型は鋳型です。砂(鋳物砂)で作る砂型、金属で作る金型があります。
型を作るのもノウハウの塊です。
型から取り出したものを切削して仕上げに入ります。
型で作られた形状は仕上げで切削する削り代も含まれており、
精密に仕上げるには固定するための治具など、様々な治具を準備しなければなりません。
フラットバーや丸棒を買って切削したり、研削するよりも手間がかかります。
金属を溶かしてと簡単に言いますが、非常に熱いです。
溶かした金属を「溶湯」と言います。
その熱い熱い溶湯を型に流し込む工程を想像してみてください。
その中にも怪我しないように安全に確実に注ぎ込むためのノウハウがあります。
金属加工の中で鋳造や鍛造は古くから為されている加工方法です。
古より伝わる金属加工方法の鋳造は大量生産に適し、デザインの自由度も高いです。
加工方法により、一長一短がありますが特性を活かし、
役に立つものを作る。
職人さんの工夫とノウハウに磨きをかけ、その技術の伝承を続けて
さすが日本の技と残したいものです。
