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溶接構造 製缶

溶接構造 製缶

2017年07月02日

画像はアルミ板を組合せ、溶接によって構造物に組み上げています。

これから図面から基準を設定してフライスにより基準面を作っていきます。

広い面が大切なのでその面を仕上げるために

まず、バイスで掴む面を作ります。

図面には指示がないのですが、基準面を作るための基準を作ることが大切です。

金属は溶接すると熱が加わるために伸びます。

故に「直角」、「平行」、「水平面」と思っていても微妙に歪んでいます。

それを直角、平行、水平面にするのです。

この部品ではないですが、身近な製品であるパソコン内部に入っている半導体部品を製造する装置は、

精度が非常に厳しく、温度・湿度管理されたクリーンルームで製造されます。

そんな機械に使われる部品は素晴らしい精度で出来上がっています。

さらに、それらの部品を素晴らしい精度で組み付けています。

最後は人の手によってなされる技です。

日本人はそれができる民族です。

すごいです。



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