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ものづくりブログ

ものづくり ラボ
2017年05月12日
ものづくりラボのムーブメントに負けないように
MAKERS(メイカーズ)という言葉を聞いたことがありますか?
これは、2012年に出版された『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』(クリス・アンダーソン著)という本がきっかけで生まれた言葉です。
メイカーズというのは、簡単にいえば、個人が自分のアイデアを活かしたものづくりをしていこうというムーブメント。今は、3Dプリンタなど個人でもものづくりに活かせる機器が増えています。また、わからないことがあっても、インターネットを使えばさまざまな知識を得ることができます。これらを活用し、自宅で、あるいはラボのようなちょっとした小さな空間でものづくりをする人が今増えているわけですね。
このムーブメントを受けて、都内を始めとする日本各地にも、メイカーズを支援する街角ラボが多くできています。ものづくり市場がある京都にも、ものづくりに特化したコワーキングスペースがあります。そこには、3Dプリンタやちょっとした工作機械が設置されていて、ものづくり関連のクリエイターに人気のスポットになっているそうです。
このように、個人レベルでものづくりの機運が高まってきたことは、ものづくり業界にとってはけっして悪いことではありません。私たちものづくり企業も負けないように頑張っていかなければいけないでしょう。
私たちものづくり市場では、頑張るものづくり企業を支えるために、ものづくりの現場で使われる装置や設備の部品供給を行っています。
ものづくりについて考えるときは、製品やアイデアにスポットが当たりがちです。しかしアイデアを製品という形にするためには、モノを作り上げる設備がなければいけません。メイカーズのムーブメントも、さまざまな工作機械が安価で普及し、個人でも使えるようになっている状況があったからこそ起きたものではないでしょうか。
つまり、ものづくりにおいて、モノを作る設備・装置というのは非常に大きな要因のひとつです。これらは、あえて言ってしまえば華やかなスポットがあたるものではないかもしれません。しかし、ものづくりの縁の下を支えるものとして欠かせない存在なのです。
メイカーズのブームに負けないよう、ものづくり企業もどんどんアイデアを形にし、いいものづくりに励んでいってほしい。そして、日本のものづくりをもっともっと盛り上げていきたい。そんな気持ちで、私たちものづくり市場は、これからも縁の下の力持ち的存在としてよりよい部品供給を行っていこうと思います。
