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板金加工 レーザーカット

板金加工 レーザーカット

2016年06月25日

レーザーカット

  • バリ取り

    バリ取り

初めまして
今日からブログがスタートします。
職人さんの技をお伝えして参りたいと思います。
よろしくお願いいたします。

まずは板金加工からです。
板金加工とは、金属の板(SPCC、SUS、AL、etc.)を曲げや溶接を施して仕上げる加工です。
図面通りにレーザーカッターで切り抜かれた板を加工します。

図面(三面図:第三角法)から展開図をCADで作成します。
CAMで工作機械を動かすためのNCデータに変化し、
CO2レーザー切断機にて切断します。

写真は9mmの鉄板をカットしているところです。

レーザーカット その2

引き続きレーザーカッターです。
レーザーカッターは、ピアスと言ってマークすることもできます。
穴あけ加工もできます。
読者の皆様も紙をハサミで切り抜いた経験があると思います。
このときのようにいきなり抜けないので問題ないところから抜き始めます。

レーザーカット その3

引き続きレーザーカッターです。
コーナーの部分にR:アールがついていると一筆書きのように抜けます。
ついていないと停止してもう一度アールがつかないように抜き始めます。
動画に一度停止して90度に切断する映像があります。
2分27秒のところです。
大量に同じものを切断するとき、一旦停止する場合と停止なしの場合で
積算時間が異なってきます。直角にしたいが角に小さなRがついていても
問題ない場合にはRをつけた方が安価になります。

レーザーカッターは強力な光のエネルギーで金属を切断します。
火花が出ているのでわかると思いますが高熱です。

ご存知のように金属は熱で伸び縮みします。
加熱されると伸びて、冷えると縮みます。
するとどうでしょう。
金属の板が歪むときがあります。
精密に加工したいときには、そのことも考慮する必要があります。

一枚の金属の板は材料として大きなサイズで購入されます。
むやみに抜くと使える材料も使えなくなり、抜かれた方の大切な部品も台無しになったりします。

世の中にはいろんな部品があります。
何気なしに使われているものも経験と知識を駆使して人が一生懸命作った代物なのですね。
値段に関して安くしろ、安くしろとよく言われますが、結構手間がかかります。

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